「また部屋が散らかってる…」「片付けなきゃいけないのに、なぜかできない…」
そんな悩みを抱えているあなた、安心してください。実は、片付けが苦手なのは、あなたの性格が悪いわけでも、努力不足でもありません。MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指表)の観点から見ると、生まれ持った性格タイプによって、片付けの得意・不得意に大きな違いがあるのです。
この記事では、特に片付けが苦手とされる5つのMBTIタイプについて、その理由や特徴を詳しく解説します。さらに、「あるある!」と共感できる失敗談や、それぞれのタイプに合った片付けのコツもご紹介します。自分の性格タイプを知ることで、「片付けられない」という悩みから解放される第一歩を踏み出しましょう。
片付けられないMBTI5選
1.INTP(論理学者)

INTPは、頭の中のアイデアの世界に夢中になりすぎて、現実の片付けが後回しになってしまうタイプです。
<INTPの特徴>
- 論理的思考が得意
- 新しいアイデアや理論を考えるのが好き
- 内向的で一人の時間を大切にする
- ルーチンワークが苦手
- 物理的な環境よりも頭の中の世界を重視
INTPの人は、常に頭の中で何かを考えています。「この問題をどう解決しよう?」「こんな理論はどうだろう?」と、思考することが大好きなんです。そのため、目の前に散らかった部屋があっても、「今はもっと大切なことを考えている」と感じて、片付けを後回しにしてしまいます。
部屋が散らかっていても、本人はあまり気にしません。むしろ、「この散らかり方には自分なりのシステムがある」と思っていることもあります。
<片付けられなくて起きた失敗談>
机の上に本や資料が山積みになっていて、大切な書類が見つからず、締め切りに間に合わなかった…なんてことも。また、片付けを始めようとしたものの、本を手に取ったら読み始めてしまい、気づいたら3時間経っていたということもあります。
食べかけのカップ麺が机の上に何日も放置されていたり、洗濯物が山になっているのに気づかないこともあります。「そのうち片付けよう」と思いながら、結局やらないまま時間が過ぎていきます。
友達が遊びに来ることになって、慌てて片付けようとしたら、どこから手をつけていいかわからず途方に暮れてしまうことも日常茶飯事です。
<こんな工夫で片付けられます!>
INTPの人には、「考える時間」と「片付ける時間」を明確に分けることが効果的です。タイマーを15分セットして、「この15分間だけは片付けに集中する」と決めましょう。また、「この棚の上だけ」「この引き出しだけ」と、小さな範囲から始めることで、負担なく続けられます。
2.INFP(仲介者)

INFPは、物に対する感情的な思い入れが強すぎて、捨てることができないタイプです。
<INFPの特徴>
- 感受性が豊か
- 物に思い出や意味を感じやすい
- 理想主義者
- 内向的で繊細
- 人の気持ちに敏感
INFPの人は、物一つ一つに物語を感じます。「この服は、初めてのデートで着た服だから」「この本は、友達からもらった大切なプレゼントだから」と、すべてに感情的な価値を見出してしまうんです。
そのため、「いつか使うかもしれない」「捨てたら申し訳ない」という気持ちが強くなり、物を手放すことができません。部屋には使わない物があふれていくのに、どれも大切に感じて片付けが進まないのです。
<片付けられなくて起きた失敗談>
クローゼットがパンパンなのに、何年も着ていない服を捨てられず、新しい服を買うスペースがなくなってしまった…というのは、INFPあるあるです。
また、片付けを始めると、一つ一つの物を見るたびに思い出に浸ってしまい、全然作業が進みません。気づいたら昔の写真を眺めて泣いていた、なんてことも。
友達からもらった手紙やプレゼントを全部取っておいて、引き出しが開かなくなってしまったり、「いつか読むかも」と思って買った本が部屋中に積み上がっているのも典型的なパターンです。
<こんな工夫で片付けられます!>
INFPの人には、「物を捨てる」のではなく「写真に残す」方法がおすすめです。思い出の品を写真に撮ってから手放すことで、思い出は残しつつ、物理的なスペースを確保できます。また、「本当に大切な物だけを厳選する」というルールを作ることで、優先順位をつけやすくなります。
3.ENTP(討論者)

ENTPは、新しいアイデアに次々と飛びつき、片付けを最後まで終わらせることができないタイプです。
<ENTPの特徴>
- 知的好奇心が旺盛
- 新しいことが大好き
- 議論や討論を楽しむ
- 一つのことに集中し続けるのが苦手
- 臨機応変に対応する
ENTPの人は、常に「次はこれをやろう!」「あれも面白そう!」と頭の中がアイデアでいっぱいです。そのため、片付けを始めても、途中で別のことに興味が移ってしまい、結局何も完了しないことが多いんです。
「片付けなんて後でいい。今はもっと面白いことがある」と考えて、優先順位が常に変わっていきます。部屋は散らかったまま、新しいプロジェクトだけが増えていく悪循環に陥ります。
<片付けられなくて起きた失敗談>
クローゼットの整理を始めたのに、途中で見つけた古いゲーム機に夢中になって、気づいたら夜中までゲームをしていた…なんてことも。また、片付け中に「もっと効率的な収納方法があるはず」と考え始めて、ネットで何時間も調べていたら、結局片付けは進まなかったということもあります。
同時に複数の部屋の片付けを始めて、すべてが中途半端な状態になってしまったり、「完璧な収納システム」を考案しようとして、結局複雑すぎて実行できなかったりすることも日常茶飯事です。
<こんな工夫で片付けられます!>
ENTPの人には、タイマーを使った「短期集中型」の片付けがおすすめです。「15分だけ集中して片付ける」と決めて、その間は他のことを考えないようにしましょう。また、片付けをゲーム感覚で楽しむのも効果的です。「10分以内にこの棚を片付ける」という挑戦にすると、飽きずに続けられます。
4.ENFP(運動家)

栄えある第4位は、ENFP(運動家タイプ)です!ENFPは、自由で柔軟な性格ゆえに、計画的な片付けができないタイプです。
<ENFPの特徴>
- 熱意と情熱に満ちている
- 自由奔放でエネルギッシュ
- 計画よりもインスピレーションを重視
- 社交的で人とのつながりを大切にする
- 新しい経験や冒険が大好き
ENFPの人は、まるでエネルギーの塊のようです。「今日は片付けをしよう!」と決めても、友達から遊びの誘いがあれば、すぐに予定を変更してしまいます。その場のインスピレーションで動くことを好むため、計画的な片付けがなかなかできないんです。
また、片付け中でも楽しいことを思いついたら、そちらに夢中になってしまいます。「片付けよりも、今この瞬間を楽しみたい!」という気持ちが強いのです。
<片付けられなくて起きた失敗談>
「今日こそは部屋を片付ける!」と意気込んで始めたものの、SNSで友達の投稿を見て、急に出かけたくなって結局片付けは中断…というのは、ENFPあるあるです。
また、片付け中に昔の日記や写真を見つけて、懐かしい気持ちになって友達に連絡を取り始めたら、そのまま長電話になってしまったり、新しい収納グッズを買いに行ったら、楽しくなって関係ない物まで大量に買ってしまい、むしろ部屋が散らかったなんてことも。
「明日やろう」「来週やろう」と先延ばしにして、結局やらないまま時間が過ぎていくことも日常茶飯事です。計画を立てるのは得意でも、実行するのは苦手なんです。
<こんな工夫で片付けられます!>
ENFPの人には、片付けを「楽しいイベント」にする工夫がおすすめです。好きな音楽をかけながら片付けをしたり、友達を呼んで一緒に片付けパーティーをしたりすると、楽しく続けられます。また、「片付けが終わったら、ご褒美に好きなカフェに行く」といった目標を設定するのも効果的です。
5.ISTP(巨匠)

ISTPは、目の前の実践的なことに集中しすぎて、日常的な片付けを忘れてしまうタイプです。
<ISTPの特徴>
- 実践的なスキルが得意
- 手を動かす作業が好き
- 一人の時間を大切にする
- ルーチンワークに興味が持てない
- 効率を重視する
ISTPの人は、趣味や興味のあることには何時間でも集中できます。バイクの整備やDIY、ゲームなど、実践的なスキルを磨くことが大好きです。しかし、日常的なルーチンワークである片付けには、まったく興味が持てないんです。
「必要なときに探せばいいや」「別に散らかっていても困らない」と考えているため、片付けの優先順位がとても低いのです。自分の興味のあることにだけエネルギーを注ぐため、部屋はどんどん散らかっていきます。
<片付けられなくて起きた失敗談>
趣味の工具や部品は完璧に整理整頓しているのに、服や食器は散らかり放題…というアンバランスな状態になりがちです。また、「後で片付ける」と思って物を置いた場所を忘れてしまい、探すのに何時間もかかってしまうことも。
洗濯物が山のように積まれているのに、「着る服がない」と言って新しい服を買ってしまったり、冷蔵庫の中が賞味期限切れの物だらけになっているのに気づかないこともあります。
友達が突然訪ねてきたときに、部屋の散らかり具合に慌てて、とりあえず全部クローゼットに押し込んだなんてことも日常茶飯事です。
<こんな工夫で片付けられます!>
ISTPの人には、「見える収納」がおすすめです。物を隠すのではなく、見える場所に整理して置くことで、どこに何があるかすぐにわかります。また、「使ったら必ず元の場所に戻す」というシンプルなルールを作ることで、大掛かりな片付けをしなくても部屋がきれいに保てます。
こちらも合わせてどうぞ↓↓

片付けられないタイプに共通する3つの特徴
ここまで5つの片付けが苦手なMBTIタイプを見てきましたが、以下のような共通点があります。
「P(知覚型)」であること
紹介した5つのタイプは、すべて「P(知覚型)」です。知覚型の人は、柔軟性が高い反面、計画的な行動が苦手で、片付けを後回しにしてしまうんです。一方、「J(判断型)」のタイプは、計画的で几帳面なため片付けが得意な傾向があります。
優先順位のつけ方が独特
片付けが苦手なタイプは、自分の興味や感情を優先します。「今これが楽しい」と感じたことを最優先にするため、片付けが後回しになってしまいます。
一つのことを最後まで完了させるのが苦手
新しいことを始めるのは得意でも、最後まで続けるのが苦手です。片付けを始めても、途中で別のことに気を取られて、結局中途半端な状態で終わってしまいます。
片付けを習慣化するための3つのステップ
片付けを習慣化するには、小さなステップから始めることが重要です。
ステップ1:小さな範囲から始める
いきなり部屋全体を片付けようとすると、圧倒されてしまいます。まずは、引き出し一つや机の上など、小さな範囲を選んで片付けましょう。
「今日はこの引き出しだけ」「明日は机の上だけ」と、少しずつ進めることで、成功体験を積み重ねることができます。小さな成功が、次のモチベーションにつながります。
ステップ2:毎日5分だけ片付ける
「毎日5分だけ片付ける」というルールを作りましょう。たった5分でも、毎日続ければ大きな変化になります。タイマーをセットして、「この5分間だけは片付けに集中する」と決めることで、負担なく続けられます。
5分だけなら、どんなに疲れていても続けられます。習慣化のコツは、「毎日続けること」です。完璧を目指すのではなく、継続することを目標にしましょう。
ステップ3:物の定位置を決める
物の定位置を決めて、使ったら必ず戻すことを習慣にしましょう。「鍵はここ」「リモコンはここ」と決めておくことで、探す時間が減り、部屋も散らかりにくくなります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると自然とできるようになります。定位置を決めることで、「片付ける」という行動が簡単になるんです。
自分を責めないで
片付けができないからといって、「自分はダメな人間だ」と思う必要はありません。
あなたの価値は片付けの能力で決まらない
片付けが苦手でも、あなたには他の素晴らしい才能があります。クリエイティブな発想力、論理的思考力、共感力、行動力など、片付けとは関係のない素晴らしい能力を持っているはずです。
片付けができないことで自分を責めるのではなく、「自分はこういうタイプなんだ」と受け入れることが大切です。自分の特性を理解することで、前向きに片付けと向き合えるようになります。
完璧を目指さなくていい
「完璧に片付いた部屋」を目指す必要はありません。自分が快適に過ごせる程度に片付いていれば、それで十分です。他人と比較せず、自分のペースで進めましょう。
「今日は昨日より少しだけきれいになった」と思えれば、それで成功です。小さな進歩を認めて、自分を褒めてあげましょう。
プロの力を借りることも選択肢
どうしても片付けができないときは、整理収納アドバイザーや片付けサービスなどのプロに相談するのも良い方法です。一人で悩まず、助けを求めることも大切な選択肢です。
家族や友人に手伝ってもらうのも良いでしょう。「一緒に片付けてほしい」とお願いすることは、恥ずかしいことではありません。みんなで協力することで、楽しく片付けができるかもしれません。
片付けられないMBTI・まとめ
今回は、片付けが苦手な5つのMBTIタイプとその特徴をご紹介しました。性格タイプよって、片付けの得意・不得意には大きな差があるのです。大切なのは、自分の性格タイプを理解し、それに合った片付け方法を見つけることです。小さなステップから始めて、無理なく継続することで、必ず片付けの悩みは改善できます。
あなたの片付けの悩みを少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。
この記事が面白かったら、友達や家族とも共有してみてくださいね。
それでは、次回のブログでお会いしましょう!

