「あの人、いつも控えめで謙虚だよね」と周りから言われる性格の人っていますよね。自分の成果を自慢したり、前に出て目立とうとしたりせず、静かに人を支えるタイプです。実は、MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)の中には、特に謙虚で控えめな性格が特徴的なタイプがいくつかあります。
この記事では、特に「謙虚さ」が際立つMBTIタイプを5つ厳選してご紹介します。自分のタイプが当てはまるか、または身近にいる謙虚な人がどのタイプなのか、ぜひチェックしてみてください。
謙虚なMBTI5選
それでは早速、謙虚な性格のMBTIタイプを見ていきましょう。それぞれの特徴が見えてきます。
1. ISFJ(擁護者)

ISFJは、16タイプの中でも特に謙虚で献身的な性格として知られています。「擁護者」という別名の通り、他の人を守り、サポートすることに喜びを感じるタイプです。
<ISFJの謙虚な特徴>
- 自分の成果を積極的にアピールしない
- 他人のために尽くすことを優先する
- 控えめで礼儀正しい態度を大切にする
- 責任感が強く、静かに仕事をこなす
- 感謝されなくても黙々と努力を続ける
ISFJの人は、職場でも「縁の下の力持ち」として活躍します。自分が目立つことよりも、チーム全体がうまくいくことを重視するので、周りから「性格がいい」「信頼できる」と思われやすいのです。
日本人の約6.82%を占めるISFJは、16タイプ中4番目に多いタイプですが、その謙虚さは際立っています。ただし、控えめすぎて自分の意見を言えなかったり、頑張りすぎて疲れてしまったりすることもあるので、自分のことも大切にすることが重要です。
2. INFP(仲介者)

INFPは「仲介者」と呼ばれ、優しくて理想を大切にする性格です。自己主張が苦手で、控えめに人と接することが多いタイプです。
<INFPの謙虚な特徴>
- 自己アピールが得意ではない
- 他人を思いやる優しい心を持つ
- 見返りを求めずに人を助ける
- 自分の価値観を静かに守る
- 表に出ることよりも内面を大切にする
INFPの人は、日本人の中で最も多いタイプで、全体の16.44%を占めています。控えめで穏やかな性格なので、人との衝突を避け、調和を大切にします。自分の夢や理想を持ちながらも、それを声高に主張することはありません。
芸術的な感性が豊かで、クリエイティブな分野で静かに活躍することが多いのもINFPの特徴です。ただし、繊細で傷つきやすい面もあるため、批判されると深く落ち込んでしまうこともあります。
3. ISFP(冒険家)

ISFPは「冒険家」という名前がついていますが、実はとても控えめで謙虚な性格の持ち主です。自由を愛しながらも、周りとの調和を大切にします。
<ISFPの謙虚な特徴>
- 争いごとを避け、穏やかに過ごす
- 自分のペースを大切にするが主張しすぎない
- 感性豊かだが控えめに表現する
- 他人を思いやる優しさがある
- 自然体で接するため親しみやすい
ISFPの人は、豊かな感受性と芸術的センスを持っていますが、それを誇示することはありません。静かに自分の世界を大切にしながら、周りの人には優しく接します。
「性格がいい」と思われることが多く、親しみやすい雰囲気を持っています。ただし、マイペースすぎて「わがまま」と誤解されることもあるので、時には自分の気持ちをはっきり伝えることも大切です。
4. ISTJ(管理者)

ISTJは「管理者」と呼ばれ、真面目でコツコツ努力するタイプです。派手さはありませんが、確実に仕事をこなす頼れる存在です。
<ISTJの謙虚な特徴>
- 自分の成果を誇張せず事実を述べる
- 地道な努力を続ける
- 責任感が強く信頼される
- 目立つことを好まず実務に集中する
- 伝統や秩序を重んじる
ISTJの人は、自分をアピールすることよりも、与えられた役割を確実にこなすことを優先します。口数は少なくても、その真面目さと信頼性で周りから評価されます。
謙虚な振る舞いを見せることが多いですが、時には自分の感情を抑えすぎて突然爆発してしまうこともあります。適度に自分の気持ちを表現することも大切です。
5. INTP(論理学者)

INTPは「論理学者」と呼ばれ、知的好奇心が旺盛なタイプです。頭の中では常に何かを考えていますが、外に向かって自分をアピールすることは少ないです。
<INTPの謙虚な特徴>
- 自分の知識をひけらかさない
- 控えめで内向的
- 議論よりも思考を大切にする
- 自己主張が強くない
- 静かに知識を深める
INTPの人は、分析力が高く理論を探求することが得意ですが、それを自慢したり、人に押し付けたりすることはありません。自分の世界に没頭することが多く、目立つことを好まない性格です。
知的な会話は好きですが、自分が中心になることは避ける傾向があります。周りからは「頭がいいのに謙虚」と思われることが多いタイプです。
謙虚な性格の長所と短所
謙虚な性格には、多くの良い点がありますが、注意すべき点もあります。
謙虚な性格の長所
1. 周りから信頼される
謙虚な人は、自分を誇示しないため、周りから「信頼できる」「安心できる」と思われやすいです。
2. 人間関係が円滑になる
控えめな態度は、人との衝突を避け、調和のとれた人間関係を築くのに役立ちます。
3. 長期的に評価される
派手さはなくても、コツコツと努力を続ける姿勢は、長期的には高く評価されます。
4. 思いやりがある
謙虚な人は他人の気持ちを考える余裕があるため、自然と思いやりのある行動ができます。
謙虚な性格の短所
1. 自分の成果が認められにくい
控えめすぎると、自分の頑張りや成果が周りに伝わりにくくなります。
2. 自己主張ができない
謙虚さが過度になると、自分の意見や気持ちを伝えられず、ストレスが溜まることがあります。
3. 利用されることがある
優しさや謙虚さにつけ込んで、都合よく利用しようとする人もいます。
4. 自己評価が低くなりがち
謙虚な人は自分の価値を過小評価しやすく、自信を持てないことがあります。
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謙虚すぎる性格を改善する方法
謙虚さは美徳ですが、度が過ぎると自分が苦しくなってしまいます。バランスを取ることが大切です。以下の内容をぜひ実践してみてください。
小さなことから自己主張してみる
「私はこれが好き」「これは嫌だな」といった小さな意見から、少しずつ自分の気持ちを伝える練習をしましょう。
自分の成果を認める
「自分はよく頑張った」と自分を褒めることも大切です。謙虚な人は自己評価が低くなりがちなので、意識的に自分を認めましょう。
断る勇気を持つ
すべての頼みごとに応える必要はありません。自分のキャパシティを超えそうな時は、勇気を持って断ることも必要です。
自分の価値を知る
自分の強みや良いところをリストアップしてみましょう。謙虚な人は自分の価値に気づいていないことが多いので、客観的に見つめ直すことが大切です。
謙虚な性格を活かせる仕事
謙虚な性格の人には、その特徴を活かせる職業があります。
サポート系の仕事
事務職、アシスタント、秘書など、他の人をサポートする仕事は、謙虚な性格の人に向いています。縁の下の力持ちとして活躍できます。
福祉・医療系
看護師、介護士、カウンセラーなど、人のために尽くす仕事も適しています。相手の気持ちに寄り添う力が活かせます。
クリエイティブ系
デザイナー、ライター、アーティストなど、静かに自分の世界を表現する仕事もおすすめです。特にINFPやISFPタイプに向いています。
研究職・技術職
図書館司書、研究者、プログラマーなど、一人でコツコツと作業する仕事も謙虚な人に合っています。
謙虚な性格が誤解されやすいポイント
謙虚な性格は素晴らしいものですが、時に誤解されることもあります。以下の内容を心に留めて行動すると良いかもしれません。
自信がないと思われる
控えめな態度が「自信がない」と誤解されることがあります。実際には、謙虚さと自信のなさは別物です。
意見がないと思われる
自己主張が少ないと「何も考えていない」と思われがちですが、実は心の中にはしっかりとした考えがあることが多いです。
八方美人と見られる
周りに合わせすぎると「誰にでも良い顔をする」と思われることもあります。大切なことについては、自分の意見を伝えることも必要です。
利用されやすい
優しさや謙虚さにつけ込んで、都合よく使おうとする人もいます。自分を守るためにも、時には「NO」と言う勇気が必要です。
謙虚な性格の人との上手な付き合い方
謙虚な性格の人と良好な関係を築くには、いくつかのポイントがあります。近くに謙虚な人がいたら試してみてください。
感謝の気持ちを伝える
謙虚な人は自分からアピールしないため、周りが気づいて感謝の言葉をかけることが大切です。「ありがとう」「助かったよ」と伝えることで、相手は報われた気持ちになります。
無理をさせない
謙虚な人は頼まれると断れないことが多いので、相手の状況を考えて無理をさせないように気をつけましょう。
話を聞いてあげる
控えめな人は自分から話すことが少ないですが、心の中にはいろいろな思いがあります。ゆっくり話を聞いてあげることで、信頼関係が深まります。
価値を認める
謙虚な人の努力や貢献をしっかり認めて、言葉にして伝えることが重要です。評価されることで、モチベーションが上がります。
謙虚なMBTI・まとめ
今回は、特に謙虚で控えめな性格が特徴的なMBTIタイプを5つご紹介しました。
謙虚な性格は、周りから信頼され、人間関係を円滑にする素晴らしい特徴です。しかし、謙虚すぎると自分の意見が言えなくなったり、自己評価が低くなったりすることもあります。
大切なのは、謙虚さを保ちながらも、自分の価値を認め、必要な時には自己主張できるバランス感覚です。MBTIを通じて自分の性格を理解し、長所を活かしながら短所を改善していくことで、より良い人生を送ることができるでしょう。
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それでは、次回のブログでお会いしましょう!

