あなたは自分の性格タイプを知っていますか?MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)は、自分の強みや向いている仕事を知るための便利なツールとして注目されています。その中でも、複数のジャンルで能力を発揮できる「多才なタイプ」が存在します。今回は、いろいろな分野で活躍できる可能性を持つ5つのMBTIタイプをご紹介します。自分や周りの人がどんな才能を持っているのか、一緒に見ていきましょう!
多才なMBTI5選
では、さっそく複数のジャンルで活躍できる多才なMBTIタイプを5つご紹介します!
1. ENFP(運動家)

ENFPは「運動家」とも呼ばれる、自由で好奇心いっぱいのタイプです。全人口の約7%を占めており、その魅力的で自立心が強く、エネルギッシュで思いやりのある人柄が特徴です。明るくて社交的で、新しいことに次々とチャレンジしたくなります。
<ENFPの性格的特徴>
ENFPは外向型、直感型、感情型、知覚型の組み合わせで、盛り上げ役になることが多いですが、その場限りの刺激や喜びよりも、他人との交流や気持ちの繋がりを楽しむことに興味があります。自然体でのびのびしており、新しい出来事や可能性に対して常にオープンで、思いついたら深く考えずに素早く行動する傾向があります。
ENFPの強みとして、好奇心旺盛、高いコミュニケーション能力、エネルギッシュで熱狂的という点が挙げられます。一方で、細かい作業が苦手、集中力が続きにくい、計画を立てるのが苦手という弱みも持っています。
<活躍できるジャンル>
- クリエイティブな仕事(デザイナー、アーティスト、ライター、グラフィックデザイナー)
- 人と関わる仕事(営業、キャリアアドバイザー、イベント企画、カスタマーサポート)
- エンターテインメント(俳優、タレント、YouTuber、動画配信者)
- 教育関係(講師、カウンセラー、教員)
- マーケティング・広報関連
ENFPは新しいアイデアを出すことが得意なので、クリエイティブ系の仕事や起業家として力を発揮します。また、外交的なため大勢の人と接する仕事にも向いており、社会貢献への意識が強い特徴があります。
<ENFPの多才さの秘密>
ENFPの多才さの秘密は、想像力の豊かさと人とつながる力の両方を持っていることです。新しいアイデアをどんどん生み出しながら、周りの人を巻き込んで楽しい雰囲気を作れます。また、人の気持ちに敏感で共感できる力も備えており、状況変化にも上手に対応できるタイプです。
2. ENTP(討論者)

ENTPは「討論者」と呼ばれる、革新的で難題を解決しようとする意欲にあふれたタイプです。好奇心旺盛で、周囲の人やシステム、自分を導く真理について理解しようと努力します。頭の回転が速く新しいことが大好きで、議論を楽しみ、常に「もっと良い方法はないか?」と考えています。
<ENTPの性格的特徴>
ENTPは外向型、直感型、思考型、知覚型の頭文字を取っており、珍しい性格タイプの1つです。他の人と一緒に時間を過ごすことを好み、細かな点よりも大きな概念に焦点を当て、論理的に決定を下します。
ENTPの長所として、トーク力が高く機転が利くため臨機応変に対応できる点が挙げられます。次々に会話の内容を膨らませたりすることができるため、MCやミーティングの進行などに向いています。カリスマ性と起業家精神を持ち、システムやルールに疑問を持ちながら新しいアイデアを提案する力があります。
一方で、計画性がなく集中力が低いという短所があります。頭の回転が速いこともあり、1つのことだけでなく、複数のことを考えてしまうため、集中できない性格です。
<活躍できるジャンル>
- ビジネス(起業家、経営コンサルタント、プロジェクトマネージャー、事業企画)
- IT・技術分野(エンジニア、プログラマー、データサイエンティスト)
- メディア・ジャーナリズム(コピーライター、記者)
- 研究開発職
- 専門職(弁護士、ファイナンシャルプランナー)
- キャリアアドバイザー
ENTPは常に新しい発見や示唆を見つけて議論することに幸福を感じます。ルーティンワークのように毎日同じ業務をしていると、他の人よりも早く飽きてしまいやすい特徴があります。
<ENTPの多才さの秘密>
ENTPの強みは、異なる分野の知識をつなげて新しい発見をする力です。一つの専門分野だけでなく、幅広い知識を持ちながら、それらを組み合わせて革新的なアイデアを生み出します。頭の回転が速く、論理的に冷静な判断を下せるため、課題をすぐに解決できます。
3. INTJ(建築家)

INTJは「建築家」とも呼ばれる、理性的で頭の回転が速いタイプです。複雑な問題でも戦略的に考えて解決策を見つけ出します。
<INTJの性格的特徴>
INTJは内向型、直感型、思考型、判断型の組み合わせで、優れた論理的思考力と戦略的に物事を考えるスキルを持っています。一人の時間を大切にし、思考を整理したりエネルギーを充電したりする時間を何よりも重視します。
INTJの強みは、長期的な視野を持ちながら、細部まで計画を立てられることです。目標達成のために必要なステップを明確にし、効率的に物事を進めます。論理的一貫性を重視し、感情よりも事実とデータに基づいて判断を下します。
一方で、感情表現が苦手で、他者との深い感情的なつながりを築くことには時間がかかる傾向があります。また、自分の考えに自信を持つあまり、他人の意見を軽視してしまうこともあります。
<活躍できるジャンル>
- 専門職(研究者、専門医、建築家、大学教授)
- IT関連(ITエンジニア、データアナリスト、Webマーケター、システムアーキテクト)
- 経営・ビジネス(経営コンサルタント、プロジェクトマネージャー、戦略立案)
- 金融(ベンチャーキャピタリスト、アナリスト、投資顧問)
- 法律関連(弁護士、法務担当)
<INTJの多才さの秘密>
INTJの多才さは、深い分析力と幅広い知識の習得能力にあります。新しい分野でも素早く専門知識を身につけ、それを実際に使える形に変えることができます。また、長期的な目標設定が得意で、5年後、10年後を見据えて今やるべきことを逆算して考えられます。
4. INTP(論理学者)

INTPは「論理学者」と呼ばれる、分析的で知的な性格タイプです。概念や理論を深く掘り下げ、独自の視点で物事を探求します。抽象的な思考や論理的な問題解決を得意とし、複雑な課題に挑戦するのが好きです。
<INTPの性格的特徴>
INTPは内向型、直感型、思考型、知覚型の組み合わせで、感情的な面よりも、知識や理論的整合性を重視します。現実的な日常の細部やルーチンには興味が薄い傾向があります。
INTPの強みとして、論理的思考力が高い、独創的なアイデアを生み出せる、分析力に優れている、集中力が高いという点が挙げられます。興味を持ったことに対しては非常に集中して取り組み、深い理解を得ようとします。
INTPは新しい知識を得ることや理論を探求することが好きで、それらを他人に教えることにも喜びを感じます。全体像を見通し、将来予測を立てることが得意です。
<活躍できるジャンル>
- 学術研究(科学者、数学者、哲学者、研究者)
- 技術開発(エンジニア、プログラマー、ゲーム開発者、ソフトウェア設計者)
- クリエイティブ(作家、漫画家、音楽家、脚本家)
- 分析職(データアナリスト、リサーチャー、ビジネスアナリスト)
- 教育関連(大学教授、専門講師)
INTPタイプの人が向いている仕事は、その得意とする複雑な問題解決が必要とされるものです。緻密な思考と論理的な分析力を駆使して解決策を模索することが得意です。
<INTPの多才さの秘密>
INTPの強みは、異なる分野の知識を幅広く持ちながら、それらをつなげて新しいインスピレーションを得られることです。一つの答えにとらわれず、さまざまな可能性を探求する柔軟な思考が、多才さの源になっています。独自の視点で物事を考え、新たなアイデアを生み出し分析する能力に優れています。
5. ISTP(巨匠)

ISTPは「巨匠」「ネコ型」とも呼ばれ、好奇心旺盛で新しい情報を探索することが好きな性格タイプです。独立心が強く、自分自身の世界を大切にし、一人の時間を愛します。手先が器用で実践的なスキルに優れたタイプで、体を動かしながら問題解決するのが得意です。
<ISTPの性格的特徴>
ISTPは自由と個人の空間をとても大切にします。自分自身のペースで生きることを好む傾向があり、束縛や予定が詰まった日々よりも、自由な時間を過ごすことを優先します。
冷静な判断力もISTPの大きな特徴です。感情に流されず、客観的に事実を見て判断を下すことが得意です。事実に基づいた論理的な思考を好むため、冷静な判断が可能になります。
ISTPの強みとして、実践的なスキルが高い、臨機応変な対応ができる、観察力に優れている、独立心が強いという点が挙げられます。危機的な状況でも冷静さを保ち、効率的な解決策を見出す能力に長けています。
<活躍できるジャンル>
- 技術職(エンジニア、整備士、職人、メカニック)
- スポーツ・アウトドア関連(アスリート、インストラクター、トレーナー)
- 専門スキルを活かす仕事(パイロット、外科医、消防士、救急救命士)
- クリエイティブ系(楽器演奏者、写真家、映像クリエイター)
- 建築・建設関連(大工、設計技師)
<ISTPの多才さの秘密>
ISTPの多才さは、理論と実践の両方ができることです。頭で考えるだけでなく、実際に手を動かして作り上げたり、修理したりする能力に優れています。一つの分野に深く没頭する傾向があり、その分野では専門家レベルの知識とスキルを持つことも少なくありません。
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多才さを活かすために大切なこと
MBTI診断で多才なタイプだとわかっても、それだけで成功するわけではありません。大切なのは、自分の強みを理解して、それをどう伸ばしていくかです。
- 自分の興味を大切にする
好きなことや興味のあることに積極的に挑戦しましょう。多才な人は、いろいろなことに興味を持ちやすいので、その気持ちを大切にすることが大事です。 - 深く学ぶ姿勢を持つ
広く浅くではなく、それぞれの分野で深い知識やスキルを身につけることで、本当の多才さが発揮されます。 - 継続する力を養う
新しいことに興味を持つのは良いことですが、一つのことを続ける力も必要です。バランスを取りながら成長していきましょう。
複数キャリアを築く方法
「いろいろなことに興味があって、一つに絞れない」という悩みを持つ多才な人は多いです。でも、それは弱点ではなく、強みになります!現代では「複業(パラレルキャリア)」という働き方が注目されています。
複業(パラレルキャリア)とは?
複業とは「複数の本業」がある状態を指し、収入だけでなく、キャリアアップや人脈構築などを重視する傾向があります。経営学者のピーター・ドラッカーが著書『明日を支配するもの』で提唱した概念で、本業を持ちながら第二の活動をすることを指します。
<副業との違い>
- 副業: 本業があって、その補助として副収入を得るための仕事
- 複業: すべての仕事を本業として考え、どれも同じくらい大切にする働き方
複業では全てを本業とみなし、必ずしも収入面だけでなく、楽しさややりがいが優先されます。
複数キャリアを築くメリット
1. リスクの分散
一つの仕事だけに頼らないので、もし一つがうまくいかなくても、他の収入源があります。
2. スキルアップ
複数の会社や分野で働くことで、一つの会社では得られない経験、知識、スキルを得ることができ、より視野が広がります。
3. 人脈の拡大
本業では関わる機会のなかった人々と出会え、人脈が広がることで新しい価値観や仕事に触れることにもつながります。
4. やりたいことを実現できる
本業では実現が難しい自分の夢を、パラレルキャリアで実現することができます。
5. 柔軟な働き方
閑散期には追加で仕事ができる一方で、繁忙期には特定の仕事に注力するなど、業務のリズムやライフスタイルに合わせて仕事量を選べる柔軟性があります。
複業を始めるための具体的な方法
ステップ1: 自分の興味・得意なことを書き出す
まずは、自分が好きなこと、得意なこと、これまでの経験をすべて紙に書き出してみましょう。意外な組み合わせが見つかるかもしれません。
ステップ2: 小さく始める
いきなり大きなことを始める必要はありません。週末だけ、夜だけなど、無理のない範囲から始めましょう。
ステップ3: 時間管理を徹底する
複数のことを同時にやるには、時間管理が大切です。スケジュール帳やアプリを使って、しっかり計画を立てましょう。
ステップ4: 会社のルールを確認する
会社員の場合は、就業規則で副業や複業が認められているか確認しましょう。2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、政府主導で副業の拡大を進めています。
ステップ5: オンラインを活用する
インターネットやSNSを使えば、自宅にいながら複業を始められます。ブログ、YouTube、オンライン講座など、選択肢はたくさんあります。
複業で気をつけること
体調管理を最優先に 複数のことをやるのは楽しいですが、無理をして体を壊しては意味がありません。休息もしっかり取りましょう。
どれかを疎かにしない すべてを本業として考えるので、どれか一つを適当にやることのないように注意しましょう。
確定申告を忘れずに 本業以外の給与所得が1年間で20万円を超える場合には、確定申告をする必要があります。
周りとのコミュニケーション 家族や職場の理解と協力が大切です。しっかり説明して、応援してもらえる環境を作りましょう。
多才なMBTI・まとめ
今回は、いろいろなジャンルで活躍できる多才なMBTI5選をご紹介しました。
それぞれのタイプには独自の強みがあり、その強みを活かすことで、さまざまな分野で才能を発揮できます。大切なのは、診断結果を一つの参考として活用しながら、自分の興味や経験を大切にすることです。自分の性格タイプを理解することで、どんな環境で最高のパフォーマンスを発揮できるかが見えてきます。
あなたも自分の多才さを発見して、いろいろなジャンルでの活躍を目指してみませんか?
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それでは、次回のブログでお会いしましょう!

